ベンジャミン・グレアム

ウォールストリートの最長老

ベンジャミン・グレアム氏は、経済学者としての顔を持つ投資家です。1894年生まれの彼は「ウォールストリートの最長老」とも呼ばれ、バフェット氏が師と仰ぐもう一人の人物でもあります。グレアム氏の投資は、決算書の情報など今わかることをしっかり分析して判断するというスタイルでした。先のことは結局わからないのだ、という考えが根底にあります。

グレアム氏は、株価はいずれ企業の本来の価値に戻るはずだという考え方に基づいて「バリュー投資」という手法を確立しました。彼の功績は、「投資はギャンブルではない」ということを世の中に広めたことかもしれません。

  • その産業の中のほかの企業と比べて収益が成長しているか?
  • 売上と収益が継続的に成長しているか?
  • 良い売上高利益率とROEがあるか?
  • 借金が少ないか?
  • 長い期間途切れず配当をしているか?
  • EPSとBPSは適正か
  • 役員は自社株を大量に保持しているか
  • 自社株買いをしているか?
  • 強いフリーキャッシュフローがあるか?
  • 販売店や企業が顧客の心をつかむ商品があるか?
  • 企業の価値に対して大幅に割安で買えるか
  • 相場が極端に過熱している時には、一見割安かのように見える株にも手を出してはいけない
  • 優良銘柄であっても株価が高く投機色の強いものは除外する。
  • 個人投資家にできないことはプロのゲームでプロに勝つこと。
  • ほとんどの人は銘柄選びが上手くいっていない。 運のいい人は早くからその事に気付いているが、運の悪い人は気づくまでに何年もかかる。自分でうまく銘柄選びができるのは ほんの数パーセントの投資家にすぎない。 人はインデックスファンドの力を借りるのが理想かもしれない。株式の割合は最低で25%、 最高で75%の範囲内に、逆に債権の割合は 75%から25%の間とすべきである。